平成23(2011)年3月11日に発生した「東日本大震災」は
エネルギーの在り方を根本から問い直す契機となりました。
弊社は平成27(2015)年8月に竣工した花山第一太陽光発電所の保守・管理業務に始まり、
現在5ヶ所の太陽光発電所の保守・管理業務を請け負っています。
地域に貢献すると共に、地域づくりのお手伝いを担うことを目指しています。
太陽の光を生活のエネルギーに。
その妨げとなる雑草をヤギの飼育にあてるプロジェクト。
それが 美ヤギ太陽光牧場プロジェクトです。
現在 花山第1発電所で2頭を飼育し6年(2018年12月現在)。
牛や羊が食べない雑草や有棘灌木類も食べるヤギを、太陽光発電所内で育てることで、太陽光のメンテナンスと地域のヤギとの触れ合いにもなり、地域貢献も担っています。
人による伐採メンテナンスとヤギによる採食メンテナンスの違い
太陽光パネルや架台に生茂る雑草の駆除に人手や除草剤などが必要になります。
しかし発電所にヤギを放牧すれば除草剤は必要なく、経費も削減することが可能です。
ヤギは放牧するだけで繁茂する雑草類の葉を好んで食べ成長します。雑草類の光合成を阻害し、繁殖を防止します。
春~秋は人工的に餌を、与える必要もなく冬季期間のみ飼料が必要となります。
宮城教育大学との共同事業、復興支援へ
当ヤギの太陽光牧場プロジェクトは、宮城教育大学環境教育実践センターとの共同プロジェクトです。
ヤギが健康でより豊かな暮らしを実現できるような飼育方法を研究しています。
このような試みは「環境エンリッチメント」と呼ばれ、今後 耕作放置地域での太陽光発電とヤギの共生や、沿岸被災地のヤギ牧場による観光資源化も視野に当事業を推進してまいりたいと考えております。
美ヤギ太陽光牧場 費用概算
太陽光 出力1000kw 発電所の場合
ヤギレンタル費用 ※ヤギは寂しがりやのため2頭にて算出 |
年間 240,000円 |
冬季12~3月 飼料費用 ※雑草類・鉱塩 |
65,000円 |
ヤギ健康定期巡回費用 |
50,000円 |
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計 355,000円(税別) |
特 典
①美ヤギ 太陽光牧場特設ページに御社リンクを掲出いたします。
②元気なヤギの姿を定期的にup
企業イメージブランディングも促進
※現在専用HP制作中
別途サービスのご案内
●ヤギの触れ合いイベント
●ヤギセラピー教室
・平成27(2015)年8月竣工
・出力635kw
耕作放棄地を農地転用し、広さ約8,000㎡の土地を活用した太陽光発電所です。積雪地帯であるためパネル角度は30°となっており、積雪時の滑落は良好となっております。雑草対策のためにヤギを放牧し、除草業務を担ってもらっています。また、敷地内には小川を流し、「ビオトープ」のような生態系構築と環境保全を目指しています。
・平成28(2016)年11月竣工
・出力950kw
栗原市花山地区2つ目の太陽光発電所です。山林の斜面には景観向上のため桜・花桃・ヤマブキ・レンギョウなどを植樹し、将来的に観光名所となることを目指しています。
・出力100kw
宮城県で初となる「営農型」太陽光発電所です。
水田の上に太陽光パネルを設け、稲作を継続しつつ太陽光発電を実施する市内の事業者様です。
パネル清掃中に水田に汚水等が落下しないよう、清掃作業においては細心の注意を払って作業に取り組んでいます。
・平成29(2017)年3月竣工
・出力1,500kw
宮城県山元町に建設した最大規模の太陽光発電所です。ゆくゆくはこの地に公園などを整備し、地域の皆様の憩いの場となることを目指しています。
・平成27(2015)年4月竣工
・出力375kw
弊社が協力会社である㈱阿之國屋文左衛門商店様と一番最初に手掛けたのが「東松島太陽光発電所」です。平成23年の東日本大震災で津波による甚大な被害を被った同市に対し、少しでも復興の一助にならんと、同市内に本社を置く企業様の協力の下、社有地敷地内に設置した太陽光発電所です。
・平成28(2016)年6月竣工
・出力375kw
青森県つがる市に開設した太陽光発電所です。花山同様、傾斜角を30°とすることで積雪および氷結をふせぐねらいがあります。
平成29(2017)年4月1日より改正FIT法が施行されました。
いくつか変更があるのですが、保守点検・維持管理が義務化されました。
山間部など、人里離れた場所に位置する太陽光発電システムを維持・管理するのには移動費などコストがかかるのみならず、
定期的な保守点検作業が必要になり、それらを鑑みると常に最適な状態を維持できる業者を発電所の近くに
確保しておくことが肝要と言えそうです。
弊社は栗原市花山に本社を持ち、現在5箇所(宮城県4・青森県1)の保守・管理業務を請け負っておりますが、
迅速かつ適切な対応が可能になっている理由は、協力会社として電気工事会社・建設会社と連携し、
東北一円の対応が可能になっております。
(維持・運用に関する巡視・点検)
太陽光発電システムを維持・運用していくために定期的に巡視・点検作業を行うことで、最適な発電環境を確保すると共に、敷地内の安全を確保する必要があります。
巡視・点検の結果異常があった場合は速やかに専門技術者に連絡をし、復旧を図ります。
(1)日常巡視
日常巡視はシステムの異常および不具合を早期に発見し、安全を確保すると共に、
故障などを未然に防止するために行うものです。
巡視の周期は毎月1回程度とし、かつ、地震・台風・洪水・火災および悪天候(大雨・強風・大雪・雹・落雷など)の後に
実施し、巡視します。
現状を把握することを第一とするため目視での巡視を行い、不具合等を発見した場合は速やかに専門技術者に連絡します。
(2)定期点検
定期点検は日常巡視では確認できない設備の劣化や損耗について専門技術者が実施するものです。
太陽電池モジュールの汚れや破損、架台や基礎の状態、配線及び電線管の損傷、接続箱の状況、PCSの状況、
電力量計の目視など、点検項目は多岐に及びます。
これら作業を弊社は適切に、丁寧に行うことで常に安全で最適な発電を目指して参ります。
(3)各種作業(洗浄・除草・除雪・巡視困難地におけるドローンの活用)
(1)・(2)に加え、太陽光発電システムの状態を常に最善な状態に保つため、弊社はパネルの洗浄、敷地内の除草作業、
降雪時の除雪作業、急峻地などの巡視困難な場所におけるドローンによる巡視作業を行います。
鳥の糞、塩害、黄砂、花粉等の飛来物によるパネルへの付着は
発電効率を下げる原因になりかねません。
真水を用い、人力でモジュールごとに丁寧に洗浄作業を行うことで、
常に最適な発電環境を整えます。
一般的に太陽光発電システムは広大な敷地を有し、それ故に
除草作業は悩ましい課題と言えます。
弊社は刈り払い機で定期的に除草を行うほか、オーナー様のご要望に
応じてヤギを放牧し、人間の代わりに除草作業を行うことも可能になっております。
東北の場合は一定の積雪があり、かつ根雪やパネルへの氷結など、
克服すべき課題があります。
除雪機でパネル下の雪を取り除くことで滑落した雪が発電を阻害しないよう、降雪状況に応じて除雪作業を行います。
近年急速に普及しつつあるドローン。
弊社はこれを活用し、巡視作業におけるご活用をご提案します。
一般的に東北地方における太陽光発電システムは人里離れた地域に存在し、地理的条件によっては急峻地や登攀困難地、クマなどの野生動物生息地故人力での巡視に適さない地域が一定数存在するものと捉えております。
『太陽光発電システム』メンテナンス対応エリア
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株式会社 平山電気工事×株式会社 花山サンゼット